FW岡崎慎司がプレミア初の1試合2ゴールを決めるなど全得点に絡む大活躍を見せて今季初のフル出場を果たし、レスターがアウェーでDF吉田麻也が所属するサウサンプトンに4-1で快勝した。

 以下は一問一答。

 -いい試合だった。

 岡崎 そうですね。(雨で)グラウンドの状態も悪くて、やりづらい感じでスタートしたんですけど、リヤド(マレズ)が、ああやって個人技で(先制点を)決めてくれて試合は楽になったかなと思います。サウサンプトンらしさが途中でなくなって、相手も焦り出してオープンな試合になったので、こっちとしては戦いやすかったかなと。それで(前半だけで)3点入った。でもキャスパー(シュマイケル)のビッグセーブ(後半21分)がなければ、かなり危ない試合だったとも思う。今日も気の抜けない試合になりました。

 -相手が吉田選手のチームということで、何か違った入り方などは?

 岡崎 あまり意識はしてなかったですね。そんなにマッチアップする場面はなかったですし。まだ目もケガ(前節での裂傷)をして、ヘディングができないので、そういう部分ではちょっと無理をせず、という感じでやったんですけど。スキをついてボールを奪えたりして、すごく(存在が)効いていたとは思いました。その中でシュートも打てて、(チームとして)点が欲しいときに、運良く自分の前に(ボールが)転がってきた。ああいう展開があるのは、自分が持っているということでもあるし、その前までに自分が流れを作れていて、あとひと息、というところまでは持って行けていたので。そういう一連の流れの中で点が決まったのかなと思います。

 -2点目は会心の形

 岡崎 自分がプレミアに来て、何度もやろうと思ってやっていたけど、なかなかああいう形のゴールがなかった。やっと自分の良さが出せたかなと思っています。

 -吉田が視線を逸らした瞬間にダッシュ。

 岡崎 麻也も試合後に「ニアは絶対に来ると思っていたけど、なぜかあのときはちょっと」とは言っていた。あの場面でのあいつの状況とかもあったと思う。最後のところで自分が駆け引きで勝てたという部分はあるけど、まあ、麻也も点を決めたし、自分も点取れた。日本人としては良かったんじゃないかと思います。

 -これでリーグ戦6得点。バーディーの7点につぐチーム2位。前半戦が終わる前にこれだけ点を取って、チーム内での立ち位置も変わってきたのでは?

 岡崎 立ち位置が変わるというよりは、監督が変わって、また一からのスタートになった。そこからアピールのし直し。自分にとっては急に試合に出られなくなって、運が悪いと感じる部分もあったが、また一から自分の良さをアピールして、良さをわかってもらえ始めたというところ。一からやり直した良さが出ているのかなと思います。

 -その新監督の下での得点をあげることができた。

 岡崎 まあ、ホッとはしていますけど、グレイにしても、(前節で)点を決めていても今回(スタメンを)外れている。今後もローテーションをタイトなスケジュールの中でやっていくのだと思う。使われた選手が結果を出しているところを見てくれれば。そうやって、メンバーが固定されるのではなく、信頼して使われれば、やれる選手は何人もいる。そういう意味では、監督がそういうふうにやってくれるのは、(自分にとっても)かなり助かると思います。

 -リーグ戦で初の1試合2得点。

 岡崎 そうでね、まあ、2桁(の得点数)をとるときというのは、やっぱり(1試合)2得点がどこかであるので。そういう意味では嬉しいです。