ハンブルガーSVは14日、FW伊藤達哉(20)とプロ契約を結んだことを発表した。契約は21年夏まで。

 伊藤は14年のUAEでの国際ユース大会でハンブルガーSVと対戦し、スカウトの目に留まり、柏U-18(18歳以下)時代の15年にハンブルガーSVと契約。U-19、ドイツ4部の2(セカンドチーム)をへて今季トップ昇格。9月20日のドルトムント戦で初のベンチ入りを果たし、同24日のレーバークーゼン戦で後半37分からピッチに投入され、ブンデスリーガのデビューを飾った。前節12日のフランクフルト戦まで5試合に先発するなど9試合に出場。得点はまだ挙げていないが、異色ドリブラーの20年東京五輪世代の主役候補に対し、マンチェスター・シティ、インテルミラノなど欧州6カ国の計10クラブが興味を示していた。

 伊藤は自らのツイッターに契約書にサインする姿の画像をアップし、「新しい契約を結んだことをとてもうれしく思います。素晴らしいファンの前で、そして(本拠の)フォルクスパルクシュタディオンでプレーすることを誇りに思います」とつづった。