元マンチェスター・ユナイテッドのライアン・ギグス氏(44)とポール・スコールズ氏(43)は、日本代表と同じアジア枠のベトナム代表をW杯(ワールドカップ)に出場させるための1億ポンド(約155億円)を費やす計画に関わっていると、15日組の英紙ミラーが報じた。

 ギグス氏とスコールズ氏は、ハノイにいるベトナム代表サッカーを強化する下部組織のPVFと契約を結んだ。ギグス氏はPVFのフットボールディレクターに指名され、スコールズはアシスタントを行う。また2人は、頻繁にベトナムを訪れることになるという。

 アイルランドのビジネスマンが立案者で、9歳以下から18歳以下の300人以上の子供たちが対象。ベトナムサッカーの底上げをするという計画で、出場枠が48カ国に増える2030年でのW杯出場を目指す。ギグス氏は「アカデミーは、今まで見たなかで最高の1つだよ。それは、W杯出場の助けになるだろう」と、世界最高峰のトレーニングセンターにご満悦。ベトナムは現在FIFAランク125位でアジアの中では23番目だが、大きな飛躍を感じさせる環境が整った。