欧州サッカー連盟(UEFA)が今夏の移籍市場から各クラブが費やす移籍金で損失に上限を設ける可能性があると、22日の英紙サンが報じた。

 今回の動きは潤沢な資金を持つパリサンジェルマンとマンチェスターシティをターゲットにしたもので、クラブは各シーズンに9000万ポンド(約142億円)以上の赤字を出さないことを防止する。また若手選手らを買いだめするような行為、21歳以上のプロ選手を25人以上抱えることを禁止するという。

 パリサンジェルマンとマンチェスターCの両クラブは昨夏に他のクラブよりも大きな散財をしたため、UEFAはバルセロナとレアル・マドリードから圧力をかけられていた。マンチェスター・ユナイテッドとマンチェスターCは昨夏、両クラブとも1億3000万ポンド(約205億円)以上の赤字を出していたため、同ルールが適用された場合に制裁を受けないよう、選手を売却して赤字を減らす必要がある。