サッカーの日本代表FW大迫勇也(28)が26日、新天地のドイツ1部ブレーメンに向けて羽田空港を出発した。「得点に絡むことをすごく要求されると思うし、そこは逃げずに突き詰めていきたい。W杯をやってみて、点に絡む大事さを改めて感じました。そこはFWとしては絶対に逃げられない場所なので、しっかり向き合って、努力していきたい」と誓った。

 今季、4年間所属したケルンから移籍した。「(コーフェルト)監督と直接話して、ストレートに『お前が欲しい』と言ってくれたので決めました」と決断した経緯を明かした。リーグ優勝4度の名門ブレーメンで、日本人選手としては81~86年まで在籍した奥寺康彦氏以来2人目となる。

 W杯後に体を休めた後は少しずつ体を動かし、古巣の鹿島でも練習に参加した。いずれは鹿島に戻りたいかと聞かれると「もちろん、はい。それも考えています」と即答したが「ただ、今のサッカー界はどうなるか分からないのも事実なので、はっきりと言えないのは確かです」とも付け加えた。「(2022年W杯の)カタールは4年後ですが正直、4年先は誰も分からないと思う。1年1年、しっかりと結果を出して進んでいくことを考えてやっていきたい」と、目の前のことをしっかりと見据えていた。