レアル・マドリードは、アトレチコ・マドリードとのマドリードダービーを0-0で引き分けた。バルセロナがビルバオと引き分けており首位浮上のチャンスだったが、前節のセビリア戦の敗戦に続き2試合連続で勝ち星を挙げられず、勝ち点では並んでいるが得失点差で2位と変わらなかった。

両チームGKの好守が光った。RマドリードのGKクルトワは前半18分、カウンターからFWグリーズマンにフリーで抜け出された1対1を顔面セーブで止め、同37分にもFWディエゴコスタの至近距離からの右足アウトを好セーブ。

一方のAマドリードGKオブラクも後半21分、MFアセンシオとの1対1を右手で防ぎ、同33分のDFカルバハルの右45度からの決定的なシュートも両手ではじき出した。

なお、この試合で「次世代のバロンドール」と呼び声高い18歳FWビニシウスが後半43分から出場し、トップデビュー。「デビューできてとても幸せ。小さな頃からマドリードでプレーすることを夢見ていた。その夢が18歳でかなった」と喜びを語った。

Rマドリードのロペテギ監督は「いくつかの明らかな得点チャンスを作った。我々が勝利に値する。この結果には満足していない」と悔しがり、Aマドリードのシメオネ監督は「前半はよかったが、最終的には公平な結果だった」と冷静に分析した。