MF乾貴士が所属するベティス(スペイン)がアウェーでACミラン(イタリア)を2-1で破り、2勝1分けの勝ち点7でF組首位に浮上した。ACミランは2勝1敗の勝ち点6で2位。乾はベンチ入りしたものの出場機会はなかった。なかなかコンスタントに出場機会を得られない状況に試合後は「やるしかないと思っている」と語った。

 

乾との一問一答は以下の通り。

-ベンチからどういう目で試合を見ていたか

乾 スペインとは戦い方が全く違うチームなので、そういうところも楽しみながら見ていましたし、どういう風にやってくるのかなとか。今日はどうしても勝ちたかった試合でしたので、勝てればいいなと思っていました。

-勝ち点3を取ってF組で首位になった。個人的にはリーグ戦で出場機会がなかなかコンスタントにない状況だが、どうやってモチベーションを保っているか

乾 やるしかないと思っている。そこはプロですし、もう30歳なので、今までそういう経験もありましたし、ここで腐るような年齢でもないですし、しっかり練習からアピールするしかないと思ってます。

-イタリアのサッカーについて、代表の選手からアドバイスなどはあったか

乾 そういうことは全くないです。

-攻撃も守備も組織的に動いているような印象を受けたが、出場機会を得るために、戦術でここを合わせていかなければいけないとか、ここが課題だというようなところは、何か考えているか?

乾 守備はそんなに戦術的なところはないです。攻撃的なチームで、やっぱりつなぐことを重視していますし、そういうところでまだまだ自分は物足りなさを感じられてると思いますし、自分の中でもそういうところが物足りない。しっかりつなぐところや、ボールを落ち着かせることや、そういうのをやりつつ、良さを出していかなければならないのかなと思っています。

-自分の良さとは、ドリブルで仕掛けてシュートまで持っていくところか?

乾 そうじゃないですかね。はい。

-イタリアのサッカーを今日どのように見たか?

乾 1チームだけなので分からないですけど、イタリアのサッカーというかACミランのサッカーは、しっかりつないでは来ていました。ただ、崩しのところが、うちもそうですけど、うまくいかないところはうまくいかなかった印象があったので、その辺を向上すればすごく強いチームになるんじゃないかなと思います。(西村明美通信員)