アーセナルはチェルシーとのイングランド対決に1-4で敗れて準優勝に終わり、来季の欧州チャンピオンズリーグ出場権も逃した。

リーグ戦5位で来季の欧州CL出場権を逃しているアーセナルは、古巣対戦となったチェルシー戦を最後に現役引退を表明している37歳のGKチェフを先発に起用。22得点でプレミアリーグ得点王に輝いたオバメヤンとラカゼットの2トップで挑んだ。一方でMFムヒタリャンは母国であるアルメニアと開催地であるアゼルバイジャンと対立関係にあるため欠場となった。

前半はMFジャカの強烈なミドルシュートなど、シュート4本を含め何度かチャンスを作ったが得点を奪えず、0-0で折り返した。

後半開始4分に相手FWジルーに先制点を献上すると、11分後にも失点。後半開始15分で2点を奪われる苦しい展開となった。さらに4分後にはPKを献上。絶望的な3失点目となった。同24分に途中出場のFWイウォビが強烈な右足ミドルシュートを決めて、3-1と2点差に迫ったが、3分後に失点。後半だけで4失点と守備陣が崩壊した。

1-4で敗れ、1999-00年シーズンの決勝戦に続きまたしても敗戦。悲願の初優勝とはならなかった。

チェフは古巣を相手に好セーブを見せたが、4失点を喫して優勝に導けず。現役最後の試合を花道で飾れなかった。