レアル・マドリードが首位決戦を制したリーグ戦第8節グラナダ戦に先発出場したドイツ代表MFトニ・クロース(29)が、前半34分に負傷交代を余儀なくされた。

スペイン紙アスは7日、今月26日にアウェーで開催される第10節のバルセロナとの大一番“クラシコ”にクロースが出場できない可能性があると報じている。

クラブ公式サイトでクロースのけがについて左足内転筋負傷と伝えたが、復帰時期については明かしていない。一方、同紙はこの手のけがについては通常、戦列復帰するまでに2~3週間かかるため“クラシコ”に間に合うかどうかが微妙であると伝えている。また今季、右足内転筋を負傷したモドリッチは復帰するまでに15日間かかっていた。

ドイツ代表は今週からの代表ウイークで9日にアルゼンチンと親善試合、13日にエストニアと欧州選手権予選で対戦するが、代表招集されているクロースは辞退することになった。

さらにクロースは19日にアウェーで行われるリーグ戦第9節、日本代表MF久保建英が所属するマジョルカ戦、22日にトルコ・イスタンブールで開催される欧州チャンピオンズリーグ1次リーグA組第3節、同DF長友佑都が在籍するガラタサライ戦を欠場する可能性もある。

特に“クラシコ”4日前に行われるガラタサライ戦は1次リーグ2試合を戦い1分け1敗と勝ち星がなく、最下位になっているチームにとって本当に重要な一戦となるため、今シーズンほとんどの試合に出場している主力のクロースが出場できない場合、大きな痛手となるだろう。

今シーズン、Rマドリードは特に筋肉系のけがに悩まされており、ここまでに10人で計13度の筋肉系のけがが発生している。これまでの約3カ月間でディアス、メンディ、マルセロ(各2度)、ロドリゴ、アザール、ロドリゲス、イスコ、モドリッチ、バルベルデ、クロースが筋肉面で何らかの問題を抱えてきた。(高橋智行通信員)