アトレチコ・マドリードが残り9分から2点を奪ってバルセロナに3-2で逆転勝ちし、決勝進出を決めた。12日に行われる決勝はレアル・マドリードとのマドリードダービーとなった。

先制したのはAマドリード。後半1分、MFコケがFWコレアのラストパスを受けて中央から右足で決めた。しかし、バルセロナは6分、ペナルティーエリア内で相手DFに囲まれながらもFWメッシが右足で蹴り込んで同点に追いつき、同17分にはFWグリーズマンがこぼれ球を頭で押し込んで勝ち越した。

その後もバルセロナが攻勢を仕掛け、同28分にはセットプレーからMFビダルの折り返しをDFピケが押し込んだが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)でオフサイドと判定されノーゴール。追加点は奪えないまま迎えた同36分、GKネトがMFビトーロを倒してAマドリードがPKを獲得。これをFWモラタがゴール右へ決めて同点に追いついた。さらに同41分、コレアの右足シュートが相手GKにはじかれながらもゴールネットを揺らし、残り9分で逆転に成功した。

これまでのスーパー杯はリーグ戦とカップ戦の王者が対戦したが、今大会から4チームが参加する形式に変更。昨季のカップ戦王者バレンシア、リーグ戦王者でカップ戦準優勝のバルセロナ、リーグ戦3位Rマドリード、リーグ戦2位のアトレチコ・マドリードの間で争われた。