レアル・マドリードが、2部マラガの下部組織に所属する若き至宝FWウーゴ・バジェホ(19)の獲得を目指していると、スペイン紙アス電子版が10日に報じている。

スペイン人のバジェホは、マラガとの契約が今年6月30日まであるため、Rマドリードは当初、来シーズンの獲得を狙っていた。しかしバジェホがマラガからの契約延長のオファーを拒否していることにより、トップチームでの出場の機会を失っている。そのため今冬の移籍市場での獲得を試みるという。

Rマドリードは移籍でマラガと合意した場合、今シーズン終了まで他の2部リーグのクラブに期限付き移籍させることを考えているとのこと。その中で日本代表MF柴崎岳が所属するデポルティボが移籍先候補の1つに挙がっている。

しかしウーゴ・バジェホに興味を持っているのはRマドリードだけでない。バルセロナやアトレチコ・マドリード、バレンシアといったスペインの別のビッグクラブも獲得を望んでいる。

ウーゴ・バジェホがマラガでトップチームデビューを果たしたのは昨年1月6日。しかし今シーズンはマラガからの度重なる契約延長を拒否しているため、トップチームでの出場のチャンスはほとんどなく5試合に止まっている。最後にプレーしたのは昨年9月17日のラージョ・バジェカーノ戦だった。(高橋智行通信員)