オランダ1部アヤックス所属のオランダ代表MFドニー・ファンデベーク(22)が、レアル・マドリードの選手になると、オランダ紙デ・テレグラフが報じたニュースを、スペイン紙マルカが確認して16日に一面で伝えている。

マルカ紙によると、ファンデベークが来季、Rマドリードに入団する準備は全て整っているという。Rマドリードはすでに昨年夏、選手本人と合意しているだけでなく、すでにアヤックス側とも合意している可能性があると報道。移籍金は約5500万ユーロ(約66億円)になると見られている。もし、Rマドリード側の考えに変化がなければ、今年6月初めに本契約が結ばれると伝えた。

ファンデベークは昨シーズン、サンティアゴ・ベルナベウで開催された欧州CLで素晴らしいプレーを披露したことで、Rマドリードの獲得リストに載ることになった。運動量豊富でピッチの大半をカバーすることができるMFであり、22歳という年齢はRマドリードの若手選手との契約という方針に合致している。

トットナムやマンチェスターUからのオファーがあったものの、同選手とアヤックスはともにRマドリードとの合意があるため拒否したという。

しかし、Rマドリードには今後大きな仕事が残されているという。トップチームには現在26人(Bチームのカスティージャ登録のロドリゴ含む)いる他、エデゴール、ダニ・セバージョス、久保建英、アクラフら、今夏チームに戻ってくる可能性のある期限付き移籍の選手、さらにもう間もなくブラジルの期待の若手選手ヘイニエル・ジェズスも入団する予定。人員整理が必要になると伝えた。(高橋智行通信員)