MF久保建英(18)が所属するマジョルカが、今冬の移籍市場の補強第1号として、セビリアのスペイン人MFアレハンドロ・ポソ(20)を獲得する予定だと、マジョルカの地元紙ディアリオ・デ・マジョルカ電子版が15日に伝えている。入団した場合の契約期間は今シーズン終了までの半年間の予定。

セビリアの下部組織出身のポソは、グラナダに期限付き移籍でプレーした昨シーズン、チームを1部リーグに昇格させる原動力の1人。今シーズンはセビリアに復帰し、トップチームに加わるも、ロペテギ監督の戦力にほとんど入っておらず、リーグ戦出場はわずか3試合で34分間しかプレーしていない。一方、欧州リーグでは多くのチャンスが与えられて6試合に出場。国王杯でも1試合プレーしている。またスペインのU-19、U-21の代表歴がある。

ポソの本来のポジションは右サイドや中央での攻撃的MFであるが、ロペテギ監督は右サイドバックとして絶対的なレギュラーとなっているスペイン代表ヘスス・ナバスのバックアップに考えているため、出場時間を得られないでいる。

一方、マジョルカではモレノ監督が右サイドバックとしてサストレとフラン・ガメスに全幅の信頼を置いているため、ポソは中盤もしくは、ここ最近チームが3バックで戦っているため、ウイングバックでプレーすると予想されている。(高橋智行通信員)