スペイン国王杯準決勝まで勝ち抜いている2部ミランデスが、年間予算で大幅に上回る1部リーグを次々に撃破する快進撃を見せていると、スペイン紙アスが7日に報じている。

ミランデスは同大会で、セルタ、セビリア、ビリャレアルの1部3クラブに3連勝で勝ち上がってきている。クラブの年間予算は、770万ユーロ(約9億2400万円)で、2部リーグでも特に予算の低いクラブのひとつだと伝えた。

一方、対戦相手だったセルタは8700万ユーロ(約104億4000万円)、セビリアは2億1900万ユーロ(262億8000万円)、ビリャレアルは1億3400万ユーロ(約160億8000万円)となっている。3クラブの合計は4億4000万ユーロ(5億2800万ユーロ)で、ミランデスの年間予算の約57倍と途方もない金額になっていると報じた。

また、ミランデスが準決勝に進出するのはクラブ史上2度目。1度目は3部リーグを戦っていた8年前の2012年だったが、最終的に準決勝でビルバオに敗れている。

準決勝に勝ち残っているクラブはミランデス以外、ビルバオ、Rソシエダード、グラナダの1部リーグのみとなっている。準決勝の組み合わせ抽選会は7日に予定されている。(高橋智行通信員)