今シーズン、スペイン1部リーグで最も勢いに乗っているチームといっても過言ではないヘタフェの主力2選手が、イタリアやドイツのクラブに興味を持たれているとスペイン紙アスが17日に伝えた。

それはスペイン人MFククレーリャ(21)とウルグアイ人MFアランバリ(24)の2選手。ヘタフェとの契約はともに2023年6月までとなっている。2選手はボルダラス監督の絶対的なレギュラーであり、リーグ戦および欧州リーグで今シーズン、旋風を巻き起こしているヘタフェを支えている。

ククレーリャについてはチャンピオンズリーグに出場中でファビアン、カジェホン、フェルナンド・ジョレンテのスペイン人3選手が所属しているイタリアのナポリが興味を示しているとのこと。ガットゥーゾ監督がそのプレースタイルを好んでおり、数カ月前から動向を追い、今シーズン終了後に獲得を狙うとみられている。しかしドイツのレーバークーゼンとボルシアMGも来シーズン、チャンピオンズリーグ出場権を獲得した場合、獲得に向けて動くと報じられている。

ヘタフェはバルセロナから期限付き移籍中のククレーリャについて、600万ユーロ(約7億2000万円)の買い取りオプションを行使し、契約解除金を2500万ユーロ(約30億円)に設定するという。しかしヘタフェが第三者に売却した場合、移籍元のバルセロナに移籍金の40%を支払う契約が含まれている。

アランバリはここまでのヘタフェでのパフォーマンスが評価され、今月の代表ウイークで初めてウルグアイ代表に招集された。しかし新型コロナウイルスの影響によりチリ、エクアドルと対戦予定だったワールドカップ南米予選が延期されたため、代表デビューはお預けとなっている。

そのような状況の中、インテル・ミラノがアランバリについて、すでにヘタフェに問い合わせしており、移籍金1500万ユーロ(約18億円)を支払う準備があるとのこと。チームにはすでにゴディンとベシーノのウルグアイ2選手がいるため、フィットするのは容易であると考えられている。

(高橋智行通信員)