サッカーの元コロンビア代表FWファウスティーノ・アスプリージャ氏(50)が医療機関の人々らに向け、ドローンでコンドームを提供するプロジェクトを開始すると宣言した。18日、英ザ・サン紙が報じた。

16年からベンチャービジネスとして自らのニックネーム「TINO(ティノ)」を商品名につけたコンドームの製造と発売を手掛けているが、現在、在庫として確保する350万個のコンドームの提供して新型コロナウイルスとの戦いを助けるとしている。

16日には自身のツイッターで自らの顔写真が印刷されたコンドームケースを運ぶドローンの写真を紹介。96~98年にイングランド・プレミアリーグのニューカッスルで活躍した快速FWは本気だ。

世界の5分の1を製造すると言われるマレーシアではコロナウイルスの影響で1週間以上もコンドームの製造が滞り、既に1億個が不足しているとされる。

同紙によると同氏のコンドームは英国営医療サービス事業NHSなどの医療機関、さらに国連人口基金などの援助プログラムにドローン配布されるとしている。

アスプリージャ氏はコロンビア代表として57試合に出場し20得点をマーク。05年の現役引退までセリエAのパルマやニューカッスルなど欧州でもプレーした。

同氏によると93年の国際親善試合チリ戦で同氏の局部が報道写真に掲載された経験があり、以後、母国で「セックスシンボル」と呼ばれ、94年、98年両ワールドカップに同国代表として出場後、国内外で一気に知名度がアップしたと明かしている。