ブレーメンに所属するFW大迫勇也(29)は28日、新型コロナウイルスの影響により中止となった高校総体(インターハイ)について、日本サッカー協会のツイッターで思いを語った。

東北から九州の21府県で分散開催される予定だった全国高校総合体育大会(インターハイ、8月10~24日)が26日、史上初となる中止が決定した。動画内で大迫は「今、世界中が新型コロナウイルスの影響で大変な状況になってます。その中でインターハイも中止になると聞きました。インターハイは僕も高校生の時、1つの大きな目標だったのですごく残念です」と率直な意見を述べた。

高校生にとって目標とする大会だっただけに「インターハイを1つの目標にして、大学やプロサッカー選手を目指している人や、ここを1つの区切りにして受験や自分のやりたいことに挑戦する人もいると思います。その目標を今回、こういう形で失うことはすごくショックを受けていると思います」と高校生を思いやった。

大会は中止になったが、これまでの努力は無駄ではないと力説した。「ただ、みんなが目標に向かって努力してきたこと、チームで頑張ってきたことはサッカーだけでなく、この先の人生で絶対にプラスになります。僕も高校生の時に努力したこと、その時の仲間は今でも力になっています。この先、まだまだいろいろなことがあると思いますが、ここまで頑張ってきたみんなは、何でも乗り越えられると信じています」と話した。

自身も今は練習できない状況が続いているが「ドイツでも練習や試合が出来ない状況が続いていますが、この状況を前向きに、みんなで乗り越えていきましょう」と呼びかけた。