レアル・マドリードが今夏獲得候補に挙げているライプチヒ所属のU-21フランス代表DFダヨ・ウパメカノ(21)について、バイエルン・ミュンヘンが獲得に向けて1歩リードしているとスペイン紙アスが29日に報じた。

ウパメカノは欧州チャンピオンズリーグ(CL)で快進撃を続けるライプチヒで守備の要に成長し、ブンデスリーガでセンセーショナルな活躍を見せる選手。欧州のさまざまなクラブの注目を浴び、本人は今夏にチームを離れることを希望しており、Rマドリードのジダン監督はクラブに獲得要請を出しているという。

そんな中、ドイツ紙ビルドは、バイエルン・ミュンヘンがすでに選手個人と契約で合意に達した可能性があると伝えている。しかしライプチヒはこの件について、放出する場合はドイツ国外のクラブを考えているため不快に感じているとのことだ。

その理由としてウパメカノがブンデスリーガのクラブに移籍する場合、契約解除金は6000万ユーロ(約72億円)に設定されている一方、例えばRマドリードのような外国のクラブに移籍する場合、移籍金が高騰するためである。

一方、ウパメカノの代理人はライプチヒに対し、6000万ユーロで今夏にバイエルン・ミュンヘンへ移籍させるか、契約切れとなる2021年6月30日までチームに残留させ、来夏に無料で移籍させるかで、ライプチヒ首脳陣にプレッシャーをかけていると伝えられている。

(高橋智行通信員)