ドイツ・リーグは14日、1部と2部の全36クラブが参加してテレビ会議を開き、1試合の交代枠を通常の3人から5人に増やす一時的な改正規則の導入を正式に決定した。世界の主要リーグでは初の導入となる。

国際サッカー連盟(FIFA)の提案を競技規則を定める国際サッカー評議会(IFAB)が承認していたが、この新規則導入の採否についてはそれぞれの主催者が判断するとしていた。公式戦再開後の過密日程で、選手をけがのリスクから守る狙いがある。

新型コロナウイルスの影響で中断していたドイツ・リーグは16日から再開されるが、選手交代枠の増加により、戦術の幅は広がることになる。同国のサッカー専門誌キッカーは途中出場での得点が多い選手を特集しており、「スーパーサブ」の存在が勝敗を分ける可能性がある。

今季の1部リーグではドルトムントのFWハーランドが途中出場で最多5ゴールを挙げているが、再開初戦となるシャルケ戦はスタメンが予想される。2位はホッフェンハイムのFWアダムヤンらで、途中出場で3ゴールを挙げている。