イタリア・セリエAのローマ下部組織に所属していたカメルーン人MFジョセフ・ブアス・パーフェクションさんが死去したと25日、発表された。24日夜、心臓発作で亡くなったという。21歳の若さだった。

ブアスさんは16年に他選手たちとともに難民として母国からイタリアに入国。密輸業者にだまされ、ローマのテルミニ駅に1人取り残されたところを難民のみで構成されるサッカークラブに助けられ、ローマのユースチームのテストを受けて合格。トップ昇格はならなかったが、17年からセリエBヴィチェンツァでプロデビューを果たした。今季はルーマニアのCFRクルージュに所属していた。

ローマはクラブ公式ツイッターなどで「クラブは非常につらい時期を迎えた。元ユースチームの選手だったジョセフ・ブアスの死を悼み、抱擁します」との声明を発表した。