バルセロナが、33歳のジェラール・ピケの代わりに、マンチェスター・シティー所属のU-21スペイン代表DFエリック・ガルシア(19)に興味を示しているとスペイン紙アス電子版が3日に報じた。

同紙がアメリカの米ESPNの情報を元に伝えたところによると、バルセロナの下部組織で育ったエリック・ガルシアについてはクラブ首脳陣が気に入っており、すでにマンチェスター・シティーに問い合わせしたものの、売却しないという回答を受けたという。

エリック・ガルシアの契約は2022年まであるが、マンチェスターシティーは契約を延長する仕事に取り組んでいるという。トップチームとBチームを行き来する中で、今季はプレミアリーグ6試合、チャンピオンズリーグ1試合などに出場している。グアルディオラ監督は焦らず慎重に成長することを望んでいる一方で、今後数年間でトップチームの一員になることを期待しているという。

2017年にマンチェスターシティへ移籍した後、順調に成長しているエリック・ガルシアについて、バルセロナの関係者はチームのプレースタイルにうまくフィットできると見ている。バルセロナで教育を受けているため、DFラインからの配球が強みのひとつになっている。

バルセロナは今夏、新型コロナウイルスの影響を受け、多くの選手を獲得することが難しくなっている。インテル・ミラノのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスとの契約を最優先事項に掲げているが、エリック・ガルシアの動向もしっかりと追っていると伝えられている。(高橋智行通信員)