メッシには休みが必要-。スペイン紙マルカ電子版は12日、バルセロナFWリオネル・メッシ(33)の心配な近況について伝えている。

11日にアウェーで行われたスペイン1部リーグ第36節バリャドリード戦(1-0勝ち)にフル出場したメッシだが、マルカ紙はその理由として、リーグ戦中断前に比べ、再開後のパフォーマンスが低下していることを挙げている。

実際、1試合平均の得点、シュート、ドリブル、パスミスの数字が悪化している。一方、アシスト面は向上している。

リーグ戦再開後のハードスケジュールの中、フィールドプレーヤーで全試合にフル出場している選手はメッシとビリャレアルのスペイン代表DFアルビオルのみ。メッシは9試合全てにフル出場し3得点を記録。しかし、そのうち2得点がPKである。一方、アシスト数は8と1試合平均1回に近い非常に素晴らしい数字を残している。

セティエン監督はバリャドリード戦後の記者会見でメッシに休みが必要かと問われ、「おそらくそれが良かっただろうが、スコアは僅差だった。もし前半、我々がより多くのゴールを決められていたら、もっと多くの選手が休めていただろう」と返答し、休みが必要なことを認めつつも、メッシを交代できる状況ではなかったことを明かしていた。

メッシはリーグ戦が終わった後、8月8日のナポリ戦で再開する欧州チャンピオンズリーグ(CL)に臨むことになるため、適切な休息が必要だとマルカ紙は伝え締めくくっている。

◆メッシの中断期間前後の1試合平均成績は次の通り。

1:得点数:中断前0・77得点、中断後0・33得点

2:アシスト数:中断前0・52回、中断後0・89回

3:シュート数:中断前2・39本、中断後1・33本

4:ドリブル数:中断前6回、中断後5・89回

5:パスミス数:中断前9・81回、中断後12・11回

(高橋智行通信員)