今季のスペイン2部リーグを制したウエスカで岡崎慎司とともにチームの攻撃を支えた191センチの長身スペイン人FWラファ・ミル(23)が、アトレティコ・マドリードの獲得候補リストに載っているとスペイン紙マルカが29日に報じている。

バルセロナやバレンシアなどの下部組織で育ったラファ・ミルは今年1月、期限付き移籍でウエスカに入団し、今季のスペイン2部リーグで18試合出場9得点1アシストを記録した。

わずか半年間で9得点というのは、12得点の岡崎に次ぎ、チームのリーグ戦得点ランキング2位につける素晴らしい数字である。中でもリーグ戦再開後の11節で7得点というのが非常に高く評価されている。

またラファ・ミルは昨年6月に開催された、東京五輪予選も兼ねたU-21欧州選手権に優勝したスペイン代表メンバーの一員でもある。

Aマドリードは新型コロナウイルスの影響による財政難のため、今夏の移籍市場でほとんど動かないとみられている中、前線が補強すべきポイントのひとつになっており、ラファ・ミルを獲得候補に挙げている。

しかしラファ・ミルは今夏の移籍市場で人気の選手のひとりであり、所属元のウルバーハンプトンには多くのオファーが舞い込んでいるとマルカ紙が伝えている。

(高橋智行通信員)