バルセロナが14日、リスボン(ポルトガル)で行われた欧州チャンピオンズリーグ準々決勝バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)戦で2-8の大敗を喫してシーズンを終了したのを受け、キケ・セティエン監督がもうすぐ解任されると、スペイン紙アスが15日に報じた。

同紙によると、スペイン国王杯、国内リーグ、欧州チャンピンズリーグ優勝を目指し、今年1月に招いたにもかかわらず、全タイトルを落としたキケ・セティエンの後任として、現在カタールのアル・サッドで指揮を執るシャビ氏(40)が第1候補に挙がっているとのこと。シャビには1月にも監督就任を打診したが、断られていた。シャビは現時点での就任を望んでいないという。

第2候補は昨年11月にトットナムの監督を解任されたアルゼンチン人のマウリシオ・ポチェッティーノ氏(48)。バルセロナの強化部門でエリック・アビダル氏の補佐役であるラモン・プラネス氏と良好な関係にあるとのことだ。

両者はここ数週間、非公式な形で何度も会っているが、ポチェッティーノ氏がバルセロナの監督候補として名前が挙がるのは今回が初めてではない。今年1月にシャビ氏に断られた後、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は次の候補としてポチェッティーノ氏について考えていたという。

ポチェッティーノ氏は現在、バルセロナの街中でクラブから正式な要請が届くのを待っており、シャビ氏のように難問を言うことはないとアス紙は伝えている。