バルセロナFWリオネル・メッシ(33)の退団意思を受け、クラブのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長(57)の辞任を要求するムードが高まっている。

熱狂的なバルセロナのファンが数多く本拠地カンプ・ノウ周辺に集結し、バルトメウ会長の辞任を要求するデモを展開したと25日、英紙サンが報じた。

背番号10のメッシのユニホームを着用、または掲げたファンらが集まり「バルトメウ会長は辞任しろ」とシュプレヒコールを続けた。さらに「メッシは退団しないでください。ここでみんなが愛している」とバルセロナ残留を強く要求した。

怒り心頭となった数多くのファンの動きもあり、クラブ理事会メンバー数人がバルトメウ会長の辞任を迫る姿勢をみせているという。既にジョルディ・モワ、デビッド・ベルバーの両理事は会長辞任を申し立てたとされている。この流れが大きくなれば、バルトメウ会長は窮地に立たされることになりそうだ。

14年1月に就任したバルトメウ会長は以前から選手補強を含めたクラブ運営方法に多くの批判を受けてきた。今年4月には会長のクラブ運営についていけず、理事6人が一気に辞任した経緯もある。今回、メッシが退団意思を示したのも、バルセロナのクラブ運営が原因とされており、ファンら反会長派たちの声が大きくなっていくと予想される。