フランス代表FWキリアン・エムバペ(21)が所属クラブのパリ・サンジェルマンに今季限りで退団する意向を伝えたと、13日のスペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が報じている。

同紙は英紙ザ・タイムズの情報を受け、エムバペは来夏にはレアル・マドリード最大の獲得目標になっていること、さらにリバプールやマンチェスター・シティーも契約に興味持っていることを伝えている。

レアル・マドリードはジネディーヌ・ジダン監督の要請もあり、以前からエムバペを狙ってきた。今夏は新型コロナウイルスの影響が財政面に大きく響いたため断念し、獲得目標を来夏に変更したとすでに報じられていた。

レアル・マドリードはエムバペがモナコに所属していた18年夏に契約へと近づいたことがあったが、最終的にパリ・サンジェルマンに移籍している。

エムバペのパリ・サンジェルマンとの契約は22年6月30日まで残るが、これまでクラブから受けた契約延長のオファーをすべて断っており、来夏、新たなステップを踏み出すとみられている。(高橋智行通信員)