今夏の移籍市場が終了して1週間も経過していない中、マンチェスター・ユナイテッドが来季に向け、レアル・マドリードに所属するフランス代表DFラファエル・バラン(27)の獲得を狙っていると、10日のスペイン紙アス電子版が日に報じている。

同紙はイギリス紙デーリー・スターの情報を引用し、マンチェスター・ユナイテッドがセンターバック(CB)補強のため、バランを獲得目標に掲げている一方、バランと契約できない場合には、Rマドリードが興味を示しているライプチヒのフランス代表DFウパメカノを第2候補に挙げているとのことだ。

バランは今季でRマドリード入団10シーズン目を迎え、契約は22年6月30日まで残っている。契約期間が1年を切ることになる来夏が同選手にとって重要となる。

バランの希望はRマドリードでプレーを続けることだが、クラブと契約延長で合意に達しない場合、プレミアリーグに行く可能性があるとのこと。またマンチェスター・ユナイテッドでプレーする場合、バランが強く求める条件は欧州チャンピオンズリーグに出場することであるという。

ドイツの移籍情報サイト「トランスファー・マーケット」によると、バランの市場価値は7000万ユーロ(約87億5000万円)。これはオランダ代表DFファンダイク(リバプール)の8000万ユーロ(約100億円)に次ぐ金額であり、オランダ代表DFデリフト(ユベントス)、ウルグアイ代表DFヒメネス(アトレチコ・マドリード)に並ぶ世界2番目に高額なCBであることを示している。

(高橋智行通信員)