貧しい子供たちへの給食無料提供活動で称賛を浴びているマンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォード(23)が、今度は子供たちに本を配る活動を開始する。自身のツイッターで明かした。

同FWは大手子供向け出版社マクミラン・チルドレンズ・ブックスとタッグを組み「マーカス・ラッシュフォード・ブック・クラブ」というプログラムを立ち上げた。恵まれない家庭の子供たちへ本を配り、知識や教養を身に付けると同時に「辛い現実を忘れられる読書の醍醐味(だいごみ)を知ってほしい」のだという。

ラッシュフォードは「僕が読書をはじめたのは17歳の時で、物の見方や考え方を完璧に変えてくれた。もっと小さい時から読書の機会があれば良かったと思ったけど、ウチにはそのお金がなく、テーブルに食べ物を置く方が先という家庭環境だったんだ」と自らの少年時代について説明。

その上で「英国では、38万人以上の貧しい家庭の子供が、今まで1度も本を所有したことがないんだ。それを変えなきゃいけない」と活動の意義を訴えた。