11月25日に60歳で死去したディエゴ・マラドーナ氏の遺体が土葬のままで保存されることになった。アルゼンチンの裁判所が16日、命じた。父子鑑定などの際、DNAが必要になるケースがあるためだという。

マラドーナ氏は死去した翌日の26日にブエノスアイレス近郊の墓地に埋葬された。マラドーナ氏の弁護人は、すでに同氏のDNAサンプルは存在すると主張しているが、裁判所は今後、遺体が火葬されることを禁じた。

マラドーナ氏には5人の認知した子供がいることが分かっており、さらに別の6人が認知を求めている状況。6人のうちの1人、マガリ・ギルさんは、2年前にマラドーナ氏が生みの親だと分かったと話しており、こういった一連の状況が同氏の相続を複雑なものにしている。