レアル・マドリードが30日、スペインリーグ第16節でエルチェとアウェーで対戦し1-1で引き分けた。試合後、ジネディーヌ・ジダン監督がメディアの質問に答えた模様をスペイン各紙が同日に伝えた。

エルチェ戦については、「前半、我々には2点目を決めるチャンスがたくさんあったが、エルチェにゴールを決められ、試合がとても難しくなり、後半はより苦しんだ。しかし前半を見てみると、勝ち点2を落としたことになる」と残念がった。

選手交代が遅かった理由については「交代で我々は自分たちの望むことを非常に明確にする必要がある。我々は悪くなかったので選手交代を待ち、最終的に行った。しかし我々にプラスのものを与えることはできなかった」と説明した。

ベンゼマに対してPKの可能性があったプレーについては「もし主審が笛をなかったのなら、何もなかったのだろう」といつも通りの姿勢を貫き、判定に対して不満を述べなかった。

首位アトレチコ・マドリードが勝ち点を積み重ねていることについては、「彼らはつまずいていないが、リーグ戦は非常に長い。この後、全てのチームが勝ち点を落とすはずだ。そのため我々は自分たちのことに取り組み、戦い続けていく必要があるし、自分たちもこの後、勝ち点を落とすだろうからしっかりと練習に励むつもりだ」と見解を語った。

Rマドリードは今季ここまでリーグ戦16試合を終え、10勝3分け3敗の勝ち点33で2位。首位Aマドリードは消化試合数が2試合少なく、14試合11勝2分け1敗の勝ち点35で、Rマドリードに勝ち点2差をつけ首位に立っている。

Rマドリードはこの後、1月2日にスペインリーグ第17節でセルタをホームに迎え、2021年最初の試合を戦う。(高橋智行通信員)