ヘタフェのスペイン代表MFマルク・ククレジャ(22)が次節バリャドリード戦で出場停止になるため、日本代表MF久保建英(19)に5試合ぶりとなるスタメン出場の可能性があると、スペイン紙マルカが3日に報じている。

ククレジャは2月27日のバレンシア戦で今季のリーグ戦5枚目のイエローカードをもらったため、6日にアウェーで行われるバリャドリード戦は累積警告で出場停止となる。

ククレジャはこれまでチーム唯一のリーグ戦25試合全てに先発出場(フル出場23回)。2231分間プレーしており、ピッチに立っていなかった時間はわずか19分間。チームで最も出場時間の長い選手になっており、3得点1アシストを記録している。

絶大な信頼を寄せる絶対的なレギュラー選手の今季初欠場は、ボルダラス監督にとって大いに頭を悩ませる問題になっているとのこと。これを受け指揮官には残留争いの直接のライバルであるバリャドリードとの戦いに向け、久保を右サイドハーフに起用しつつ、クチョ・エルナンデス、アレニャ、ニョムのいずれかを先発出場させるオプションがあると同紙は伝えている。

久保は今冬のヘタフェ加入後、全9試合(先発4試合)に出場し、得点もアシストもなし。ここ4試合は途中出場が続いている。

ヘタフェは現在、リーグ戦25試合で7勝6分け12敗の勝ち点27の13位。前節バレンシア戦では3-0で勝利して連敗を4で止め、7試合ぶりの勝利を達成した。次節の対戦相手バリャドリードは現在勝ち点22の17位のため、ヘタフェにとって降格圏内から遠ざかるための重要な一戦となる。今年最初にホームで行われた前半戦は0-1で敗れている。(高橋智行通信員)