サウサンプトンで南野拓実とともにプレーするFWダニー・イングス(28)が古巣リバプールに戻りたがっていると、英ミラー電子版が報じた。

イングスは19年夏に移籍金2000万ポンド(約30億6000万円)でリバプールからサウサンプトンへ完全移籍。サウサンプトンではその前年の期限付き移籍期間も含めて84試合で37ゴールを挙げている。

イングスのサウサンプトンとの契約は来季終了後の22年夏まで。現時点で契約更新はなされておらず、サウサンプトンが「イングス放出やむなし」と考えているのであれば、22年夏に移籍金なしで出て行かれるより、今夏放出して移籍金獲得をもくろむ可能性が高いという。

イングス本人は「(リバプールの本拠地)アンフィールドの雰囲気はクレイジーだ。欧州チャンピオンズリーグ(CL)を戦う時のアンフィールドのような雰囲気は、他では経験したことがない」と話し、古巣復帰に加えて欧州CLでプレーしたい気持ちが強いもようだ。

リバプールは現在リーグ7位で、欧州CL出場権を獲得できる4位までに入れるか微妙な状況。来季欧州CL出場権を逃した場合、それでもイングスが古巣復帰を希望するかは不明だ。ただ同FWがリバプールへ戻った場合、南野の処遇にも影響を与えるため、成り行きが注目される。