マンチェスター・シティーは、ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(20)を獲得するために1億5000万ポンド(約230億円)の移籍金と週給60万ポンド(約9180万円)の報酬を用意する必要があると、30日付英紙サン電子版が報じた。

週給60万ポンドはハーランドが希望している額で、移籍が成功した場合プレミアリーグで最高報酬を受け取る選手となる。マンチェスターCは、同選手と5年契約を結んだ場合、合計報酬は1億5600万ポンド(約239億円)にのぼり、移籍金を合わせると3億ポンド(約459億円)の支出となる。このような支払いが可能なクラブとして、ほかにパリ・サンジェルマンが挙げられる。

マンチェスターCのグアルディオラ監督は、トットナムのハリー・ケーンのファンだと言われており獲得を望んでいたが昨夏、土壇場で移籍が実現しなかった。たとえケーンが望んだとしても、マンCは、同選手の獲得が難しいと感じており、現在はハーランドの獲得に的を絞った。

ドルトムントは19年12月、ハーランドを1950万ポンド(約29億8000万円)で獲得した。また22年までに他クラブに移籍する場合、最高1億ユーロ(約125億円)と言われる違約金が契約に追加された。

ドルトムントは、ハーランドが残留することを望んでいるが、1億8000万ユーロ(約225億円)のオファーがあった場合、売却も考慮するという。驚くべき金額が必要となる移籍だがマンチェスターCには支払うことが可能だ。しかしハーランドを獲得した場合、移籍が取り沙汰されていたバルセロナのリオネル・メッシの獲得は実現しないだろう。(A・アウグスティニャク通信員)