パリ・サンジェルマンのネイマールが同クラブとの契約延長について前向きな発言をしたと、ロイター通信やESPNなどが伝えている。ブラジルのメディアに対し、「もうそのことは話題にならないと思う。パリSGはわが家のように居心地が良く、以前より気分がいい」と話したという。

ネイマールの契約は来年6月までで、今夏の移籍話が注目され、特にバルセロナへの復帰が繰り返し取りざたされている。

ただ、フランスのメディアではパリSGのクラブ幹部の言葉を引用し、残留を強調していた。一方、スペインのメディアはバルセロナが移籍金7000万ユーロ(約91億円)~8000万ユーロ(約104億円)のオファーを出す可能性があると報じるなど、温度差がある。

昨夏はバルセロナのメッシの去就騒動が長引いたように、大物の契約延長や移籍は本人の意向と同時に、周囲の駆け引きが大きく影響する。パリSGは念願の欧州CL初制覇に向け、波風を立てたくない現状だけに、結論まで時間はかかるとみられる。