レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督(48)が、自らの将来についての明言を避けた。

Rマドリードは10日のバルセロナとの「クラシコ」に2-1で勝利。国内リーグでは首位アトレチコ・マドリードに勝ち点わずか1差の2位につけている。さらに欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝では、2戦合計3-1でリバプールを下し、4強に進出した。「2冠」の可能性が十分ある中で、17日の記者会見ではジダン監督の去就に関する質問が数多く飛んだ。

メディアから「ペレス会長から契約延長のオファーを受けるのでは」と聞かれたジダン監督は「何が起こるかは分からない。4~5年の契約があっても明日クラブを去るかもしれないし、逆に契約満了になっても、残るかもしれない。そういう話は無意味だ。私は今ハッピーなんだ」と話した。

ジダン監督は前回Rマドリードを率いた際、欧州CL3連覇を達成した17-18年シーズンをもって退任した。そして9カ月後に戻ってきた。同監督は「私は未来は見ない。君たちが『ジダンを解任しろ』と言っている時ですら、将来のことは考えない。ここでの1日、1日がすべてだ。3カ月とか、1年先に何が起きるかなんて分からない」という。

その上でジダン監督は、自らの仕事には一定の評価は与えているようで「私の仕事ぶりは大惨事ではないと思う。最高というわけでもないが。それは間違いない」。そして「ただ、私は自分がやっていること(監督業)は好きだ。もっとフットボールの話がしたいと思っている。でも(君たちは)その他のことへ興味があるみたいだが」と軽く皮肉を込めて話した。