ジョゼ・モウリーニョ監督を解任したトットナムが、ビルバオのマルセリーノ・ガルシア・トラル監督(55)を次期指揮官候補に挙げていると、スペイン紙マルカ電子版が21日、報じた。トットナムがすでに新監督選定作業に着手し、マルセリーノ監督の代理人とコンタクトを取ったという。

同監督を候補に挙げる理由は金銭面での負担が少ないこと。欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場経験が豊富で、年俸も高額な監督は最初から除外しているという。

トットナムのリービー会長は今週、モウリーニョ監督を解任した際、違約金1700万ユーロ(約21億1000万円)を支払った。そのため高額の出費は避けたいとみられる。

トットナムの監督候補リストには他に、ベルギー代表マルティネス監督、フラムのパーカー監督、ライプチヒのナーゲルスマン監督も載っている。

マルセリーノ監督は今年1月にビルバオ監督に就任したばかりで、来年6月30日まで契約が残っている。(高橋智行通信員)