チェルシー(イングランド)の米国代表MFクリスチャン・プリシッチ(22)が貴重なアウェーゴールとなる先制点を決めた。米NBC電子版によると、これが同MFにとって欧州チャンピオンズリーグ(CL)通算5点目で、プリシッチはCL準決勝で得点した初めての米国人になったという。

前半14分、ロングボールに抜け出したプリシッチは、ゴール左から相手GKクルトワをドリブルでかわして中央へ切れ込み、落ち着いて右足で先制ゴールを蹴り込んだ。

プリシッチは「(リュディガーのロングパスを受けた時)あんなにフリーになれるとは思わなかった。(ファーストタッチで)もっとうまくボールをコントロールできたと思うけど、気付いたらGKと1対1になっていた。ナイスゴールだったし、誇らしい瞬間だった」と振り返った。

ただ直前の前半10分にも自身のヘディングでのアシストからウェルナーが得点できる好機があった。これを相手GKクルトワに防がれ、結局1-1のドローに終わった。プリシッチは「ゴール前でもう少し冷静さがあれば、試合をもっと早く決めることができた。とはいえ、悪くない結果だと思う。来週(第2戦)に向けて準備したい。全然がっかりしていないし、僕たちはみんなポジティブなんだ」と話した。