米CBSで解説を務める元サッカー選手のジム・ベグリン氏(57)が、欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝第2戦・マンチェスターC-パリ・サンジェルマン戦での自身のコメントについて謝罪した。

ベグリン氏はパリSGのアルゼンチン代表MFディマリアが、マンCのブラジル代表MFフェルナンジーニョの足を踏み付け、一発退場となった場面で「It's that Latino temperament(これはラテンの気質ですね)」と発言。ラテン系の選手たちをひとまとめにして、全員が短気ですぐカッとなるような印象を与える差別的な表現だとして、視聴者から批判が殺到した。

ベグリン氏は10分後に謝罪。「私はLatino(ラテン系)という言葉を使ってしまいました。気分を害した方がいたら、申し訳なく思います」と話した。だがこれにも批判が集まった。ラテン系という言葉自体に差別的な意味合いはなく、問題はディマリアの退場をラテン系の気質によるものだとした人種差別的思考。ベグリン氏は再度、自身のツイッターに謝罪のコメントをアップすることになった。

ベグリン氏は「文化的に鈍感な発言について謝罪します。私は人種的な固定観念に基づきコメントしてしまいました。不適切で受け入れられないものでした」などと記した。