ウェイン・ルーニー監督(35)のもと、イングランド2部24チーム中、21位で残留を勝ち取ったダービーが一転、3部に降格する可能性が出てきた。英紙デーリーメール電子版が報じた。

同紙によると、ダービーの会計に不正な処理があり、3年間のスパンで赤字3000万ポンド(約46億8000万円)超が帳簿から消えていたという。リーグが昨年8月、ファイナンシャルフェアプレー(FFP=クラブの赤字運営を禁じるルール)に違反していると指摘。独立した規律委員会が1度は「問題なし」の裁定を下したが、リーグ側の異議申し立てが認められたため、処分が検討される見通しとなった。

処分の内容は未定だが、今季成績から勝ち点を引かれる可能性もあるという。ダービーは残留圏内では1番下位の21位で、勝ち点は44。降格圏の22位ウィコム、23位ロザラム、24位シェフィールド・ウェンズデーがそれぞれ勝ち点1差で続いており、ダービーが仮に今季勝ち点から2点以上の減点となれば3部降格となる。