マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォード(23)が、ジョゼ・モウリーニョ監督(58、来季からローマを指揮)のもとで力を発揮しづらかった理由を明かした。

ラッシュフォードは、マンUのOBで今季はイングランド2部ダービーを率いたウェイン・ルーニー氏(35)とともに、同OBリオ・ファーディナンド氏(42)のBTスポーツの番組に出演。これまでマンチェスターUを指揮してきた監督たちについて振り返った。

ルーニー氏が名将アレックス・ファーガソン監督について「他の監督と違うのはポジションチェンジを自由にさせてくれるところだった」と説明すると、ラッシュフォードも同意。ラッシュフォードは「自分たちのベストのフットボールができている時は、自然とポジションが流動的になっているよね」と話した。

その上で16~18年に指揮を執ったモウリーニョ監督について「お前はそこ、お前はそこ、お前はそこなんだ、っていう感じでポジションが厳格に決まっていた。仕事をこなすことはできるけど、自分のベストは出しにくいように感じた」と話した。

ルーニー氏も「ワイドとか、ストライカーとか、10番のポジションとか決められてしまっている時はやりにくかった。ポジションを変えながら、相手が嫌がるところへ入っていくのが自分のスタイルだったから。当時はテベス、ロナウド、ルイ・サハ、朴智星ら素晴らしい選手がいて、ポジションを入れ替えながら攻撃することが、相手の脅威になっていたんだ」と振り返っていた。