現在プレミアリーグ最下位で、すでに来季の2部降格が決定しているシェフィールド・ユナイテッドのスコットランド代表FWオリバー・マクバーニー(24)が逮捕された。複数の英メディアが報じた。

マクバーニーは8日夜、英ヨークシャー地方の町中で、スマートフォンで自分を撮影してきた一般人とトラブルになり、殴る、蹴るの暴行を加えた上にスマートフォンを破壊しようと踏み付けた。その時の映像がSNSで出回り、殴られた被害者で保険仲介人のエリオット・ライトさんが被害届を出したことで、警察が捜査を行っていた。マクバーニーは10日に逮捕され、留置場の中で一晩を過ごしたという。

英紙サンによると、左目を赤く腫らし、顔に切り傷を負ったライトさんは「道を歩いていたら、彼(マクバーニー)がガールフレンドと口論をしていた。どんどん口調が荒くなっていったので、僕が冗談で『落ち着けよ、どんなことだって2部降格よりはマシだろ』って言ったんだ。最初は別にどうってことない感じだったんだけど、そのうち『スマホをしまえ』って怒鳴ってきて、何発か殴られた。仲間が彼を僕から引きはがしてくれたんだ」と話しているという。

マクバーニーは19年8月にスウォンジーからシェフィールドUに移籍。初年度の19-20年シーズンは36試合で6ゴールを挙げたが、今季はけがもあり、23試合で1ゴールにとどまっている。昨年7月には飲酒運転で罰金2万8500ポンド(約4万4500円)と16カ月間の運転禁止を命じられていた。