レアル・マドリードはグラナダを4-1で下し、勝ち点を78とし、残り2試合で首位アトレチコ・マドリードに勝ち点2差の2位とした。

地力で勝るRマドリードは序盤から攻勢。前半14分、速攻から最後はベンゼマがヘディングを放ち、これはGKにはじかれるが、同17分に先制する。左サイドバックのミゲルが出した浮き球のパスに、モドリッチが抜け出し、左の角度のないところからシュートを決めた。ミゲルは下部組織の選手で、この日がリーグ戦初先発だった。

同ロスタイムには、右サイドでこぼれ球を拾ったロドリゴが一気にドリブルで持ち込み、右足でゴール左下に蹴り込んで追加点を奪った。

後半も安定したプレーで、選手を交代させながら時間を使っていく。同26分には相手シュートをGKクルトワがはじいたところ、その球をモリーナにたたき込まれて、1点を返されるが、すぐに突き放す。同30分には左からのアザールの折り返しに、右から走り込んだオドリオソラがゴール。同31分には相手GKが飛び出しながらもクリアしきれなかった球を、ベンゼマが無人のゴールに蹴り込み、勝負を決定づけた。

試合後、GKクルトワは「勝って、アトレチコ・マドリードにプレッシャーをかけたかった。次のビルバオ戦は決勝戦、難しい試合になると思う。残り2試合に勝って、ライバルが取りこぼすのを待つしかない」と話していた。

Rマドリードは次節ビルバオと対戦する。

12日にRソシエダードに2-1で勝った首位Aマドリードは勝ち点80。11日にレバンテと3-3で引き分けたバルセロナが同76で3位、いずれも残り2試合としている。