何度か決定的なチャンスをつくりながら0-1で敗れたチェルシーのトーマス・トゥヘル監督(47)は「がっかりしているが、選手たちのプレーが腹立たしいということはない。優勝するのに十分なパフォーマンスだったと思う」と話した。

後半44分にチルウェルが同点ゴールを決めたかに見えたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によってオフサイドと判定され、その直前のマウントのシュートは相手GKシュマイケルの神懸かり的な横っ跳びセーブに阻まれた。ボール保持率は64%で、シュート数でも13-6と上回った。枠内シュート4本のうち3本はチェルシーのもの。残り1本が相手MFティーレマンスの決勝ミドルだった。

トゥヘル監督は「何もないところからゴールを決められた。素晴らしいゴールだったし、ラッキーなゴールだった。ウチはメイソン(マウント)のシュートもチルウェルのオフサイドもギリギリのところで、アンラッキーだった」と、この日は運がなかったと強調していた。