リバプールのユルゲン・クロップ監督(53)が、故障者が続出した今季を振り返り、「ウチのようにけが人が出ていたら、マンチェスター・シティーだって優勝できていなかった」と強調した。

リバプールは23日に本拠地アンフィールドで今季最終戦クリスタルパレス戦を戦う。それに先がけ、記者会見に出席したクロップ監督はファンダイク、ゴメスのセンターバックコンビをはじめ、DFマティプ、MFファビーニョ、MFヘンダーソン、FWジョタと重要な選手たちをけがで欠いた今季を振り返り「これだけけが人が出るということは、今季は優勝できるシーズンではなかったということ。この状況になったら、どんなチームでも優勝はノー・チャンスだ」と話した。

クロップ監督はさらにライバル、マンチェスターCに言及し「いくら彼らが良いチームでも、センターハーフ3人を欠いたらリーグ優勝はできない。ユナイテッドだってそうだ」と話した。

その上で自軍をたたえ「我々はシーズン終盤に反攻を見せた。難しい状況を受け入れ、その中でも最高のプレーを見せた。今季最終戦に勝って、来季欧州チャンピオンズリーグ出場を決められれば素晴らしいことだ」とクリスタルパレス戦へ向けて意欲を見せていた。