首位アトレチコ・マドリードが今季最終戦でバリャドリードに2-1と逆転勝ち。自力で7季ぶり11度目の優勝を飾った。

Aマドリードは前半18分に先制を許したが、後半12分にFWコレアがペナルティーエリア左手前でパスを受け、ダブルタッチのドリブルで敵をかわしながら、最後は右足トーキックで相手DFの股間を抜く、技ありの同点ゴールを決めた。

さらに同22分には相手がバックパスをミスしたボールを拾ったFWスアレスがそのままドリブルでゴール前に迫り、左足で流し込んだ。

同時刻に行われた2位レアル・マドリード対ビリャレアル戦で、Rマドリードも意地の逆転勝ちを見せたが、首位との勝ち点2差はそのまま変わらず、Aマドリードの戴冠となった。

価値ある決勝ゴールを決めたスアレスは少し目を潤ませながら「(バルセロナから放出され)自分の価値を下げられ、屈辱的に始まったシーズンだった。拾ってもらったAマドリードには本当に感謝している。これまで多くのシーズンを送ってきたが、プロとして1番苦しいシーズンだった。チームとしてシーズンを通して1番安定していたのが我々アトレチコで、優勝にふさわしかったと思う」とよろこんだ。

一方、すでに降格が決まっていた乾貴士と武藤嘉紀のエイバルに加えて、バリャドリードと岡崎慎司のウエスカが来季2部降格となった。