ヘタフェのホセ・ボルダラス監督(57)が来季、バレンシアの監督に就任することで合意に達していると、スペイン紙マルカ電子版が25日に報じている。クラブ間ですでに合意済みで、契約期間は1年延長オプション付きの2年間になる予定であるとのことだ。

ヘタフェとの契約は来年6月30日まで残るボルダラス氏を望むクラブは契約解除金として150万ユーロ(約1億9500万円)を支払う必要があった。しかしバレンシアにその金額を支払う意思がないため、ヘタフェのアンヘル・トーレス会長はそれを要求しない代わりに、違った形で補償を求めることを考えているとのことだ。

それは昨季、期限付き移籍でヘタフェに所属したジェイソンが再加入すること、もしくは2019年夏にバレンシアから買い取ったマクシモビッチを将来、他クラブに売却した場合、その移籍金の30%をバレンシアに支払うという条項を無効にしてもらうことである。

スペイン紙アスは、ボルダラスのバレンシア監督就任が、早ければ一両日中に発表されると伝えている。

(高橋智行通信員)