プレミアリーグのウルバーハンプトンは9日、昨年までベンフィカを率いていたブルーノ・ラージ氏(45)が来季から指揮を執ると発表した。

ラージ氏は04~12年にベンフィカのユースを指導するなど、若年層の育成に定評がある。19年1月にシーズン途中でベンフィカのトップチーム監督に就任すると、残りの19試合で18勝1分けという好成績をマークして、クラブに37度目の優勝をもたらした。

ベンフィカのトップチームでも若手を積極的に起用し、開花させた。ジョアン・フェリックス(Aマドリード)やルベン・ディアス(マンチェスターC)は教え子だ。

ウルバーハンプトンではヌーノ前監督もポルトガル人で、選手にもGKルイ・パトリシオやMFルベン・ネベス、MFジョアン・モーチーニョら同国出身者が多い。ラージ氏の監督就任はクラブのポルトガル路線を踏襲するものといえるだろう。