デンマークのMFクリスティアン・エリクセン(29=インテル・ミラノ)が12日の試合中に突然倒れ、欧州選手権1次リーグB組のデンマーク-フィンランド戦は一時中断の末、再開され1-0でフィンランドが勝ち、初勝利をつかんだ。

エリクセンは会場に近いコペンハーゲン市内の病院に運ばれた。現在は意識も戻り、容体は安定しているという。

デンマークのメッテ・フレデリクセン首相も、この出来事に反応した。

女性首相はフェイスブックに「エリクセンが目を覚まし、状態が安定していることが、最高の報告。国民的なショックは、国民的な安心感へと変わった。デンマークを代表して、エリクセン選手、奥さん、お子さん、ご家族の皆さまへ。1日も早い回復をお祈りいたします」などと書いた。

そして「サッカーの試合において、勝敗がそれほど重要でないということは、めったにない」と結び、今回は勝敗ではなく、エリクセンの回復が何より重要だというメッセージを出した。