レアル・マドリードのノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴール(22)がアーセナルへ完全移籍した。20日に両クラブが発表した。

スペイン紙アスによると、アーセナルは移籍金4000万ユーロ(約52億円)プラス出来高をRマドリードに支払う。またアーセナルが将来、同MFを別のクラブに売却する場合、Rマドリードはそのクラブが支払う予定の金額で優先的にウーデゴールを買い取る権利を保有しているという。

ウーデゴールは16歳だった15年1月に移籍金230万ユーロ(約2億9900万円)、年俸(税込み)350万ユーロ(約4億5500万円)でRマドリードに入団。Bチームのカスティージャでプレーし、15年5月には16歳157日でクラブ史上最年少でスペイン1部デビューを飾った。その後、オランダのヘーレンフェーンとフィテッセに期限付き移籍し、19-20年シーズンには期限付きでレアル・ソシエダードに1年間所属した。

昨季は一度Rマドリードに戻ったが、今年1月には出場機会を求めてアーセナルに期限付き移籍。公式戦20試合に出場して2得点を挙げたパフォーマンスが首脳陣に評価された。

ウーデゴールは今季こそRマドリードでプレーしたい意向を持っていた。だが復帰したアンチェロッティ監督のもとプレシーズン戦を戦い、昨季同様、望むような出場時間を得るのが難しいと判断。アーセナル入りを決断したもようだ。(高橋智行通信員)