今夏の移籍市場終了直前の8月31日夜、Aマドリードのスペイン人MFサウール・ニゲス(26)、バルセロナのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン(30)、セビリアのオランダ代表FWルーク・デヨング(31)の大型移籍が実現したことを、スペイン各紙が発表している。

サウールは今季1年間、買い取りオプション付きの期限付き移籍でチェルシーに所属することが決定した。スペイン紙マルカによると、チェルシーがサウールの年俸を負担するほか、期限付き移籍の手数料として500万ユーロ(約6億5000万円)をAマドリードに支払う予定であるとのことだ。

グリーズマンは1年延長オプション付きの今季1年間の期限付き移籍でAマドリードに所属することになった。この契約には買い取り義務オプションが付いており、Aマドリードがグリーズマンの年俸を負担する予定になっている。期限付き移籍期間終了後の買い取り義務オプションの金額について、同紙は4000万ユーロ(約52億円)と報じている。グリーズマンが過去5シーズン所属したAマドリードに復帰するのは3季ぶりのこととなる。

デヨングはグリーズマンの代役としてバルセロナに期限付き移籍することになった。同紙は契約期間について、買い取りオプション付きの今季1年間と伝えている。(高橋智行通信員)